埼玉vs.千葉ライバルシリーズ

ライバルヒストリー


埼玉西武ライオンズが「Saitama」のユニフォーム、千葉ロッテマリーンズが「CHIBA」のユニフォームをまとい、お互いの本拠地を背負っての戦いをくり広げる「埼玉vs.千葉ライバルシリーズ」。昨年、好評だった両県の誇りをかけて戦う、このシリーズが、今シーズンも帰ってまいりました。

>>昨年のライバルシリーズライオンズ勝利シーン

今年も埼玉県、千葉県の全面協力を仰ぎ、県と県のプライドをかけた戦いがはじまります。2年目を迎えたパシフィック・リーグ首都圏名物対決。お互いに絶対に負けられない戦いのスタートです。

共に首都圏のベッドタウンとして都市化し、同じように発展してきた埼玉県と千葉県。なにかと比較されやすい両県。互いの県民は「相手には絶対に負けてはいない」と主張します。

昨シーズン、「埼玉vs.千葉ライバルシリーズ」はライオンズの4勝に対し、マリーンズは2勝。前半は西武ドームで地の利を生かしたライオンズが有利に試合をはこんで3連勝。しかし後半はQVCマリンフィールドで初戦は落としたものの、マリーンズも意地の巻き返しをみせて2連勝しています。

>>昨年のライバルシリーズマリーンズ勝利シーン

関東エリアに本拠地を置くパ・リーグの球団が、日本ハムファイターズの北海道移転により、ライオンズとマリーンズの2チーム並立となったのが10年前の2004年。

この時点から2013年までの対戦成績は、ライオンズ115勝に対してマリーンズ114勝、6つの引き分け。ライオンズの勝ち越しが4シーズン、マリーンズの勝ち越しが5シーズンで、同じ勝利数となったのが1シーズンと非常に拮抗しているのです。
ここ10年間は数字の上でも文句なしのライバル関係と言ってよいでしょう。

また、長きプロ野球の歴史の中で積み上げられてきた両チームの間にはいくつものライバル物語が存在します。

共に1950年のパ・リーグ創設と同時にライオンズは西鉄クリッパース、マリーンズは毎日オリオンズとしてスタートしました。両球団共にその変遷は複雑な経緯をたどりました。西鉄クリッパースは創設翌年の1951年に西日本パイレーツと合併し西鉄ライオンズとなり、太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズの時代を経て1979年から埼玉県所沢を本拠地とした西武ライオンズとなりました。一方、毎日オリオンズは1958年に大映ユニオンズと合併して大毎オリオンズとなり、東京オリオンズ、ロッテオリオンズの時代を経て、1992年から千葉県幕張に本拠地を移して千葉ロッテマリーンズとなっています。

そんな歴史の中で両チームの間に特別の関係を作った出来事が、1952年に起こった西鉄ライオンズと毎日オリオンズの「平和台事件」、あるいは70年代の太平洋クラブライオンズとロッテオリオンズの「遺恨試合」ではないかと言われています。共に事件にまで発展した出来事でしたが、プロ野球史の中では常に大きな項目として扱われ、特別のライバル関係を印象付けてきました。

>>黒木知宏投手

ライオンズとマリーンズのライバル関係というキーワードから、ファンの中には1997年から始まった当時のライオンズ松井稼頭央選手と、マリーンズ小坂誠選手の盗塁王争いを思い出される方もおられるかもしれません。二人は同時受賞も含め、両チーム在籍中に5年間にわたって交互に入れ替わるように盗塁王を競い合いました。

さらにはライオンズ松坂大輔投手とマリーンズ黒木知宏投手の対決を記憶されている方も多いことでしょう。

現在はメジャーリーグで奮闘を続けている松坂投手ですが、そのデビュー3戦目、1999年4月21日に対戦した相手はマリーンズ。この日、マリーンズの先発マウンドはエースの黒木投手。試合は2人の投げ合いとなり、結果は2対0でプロ5年目の黒木投手に凱歌が上がりました。

しかし試合後にルーキー松坂が発した言葉が「必ずリベンジします」。

>>松坂大輔投手

ローテーションがぴったりとあった2人は、再び1週間後の4月27日に登板。今度は1対0で松坂投手がプロ入り初完封で投げ勝ちます。この時、負け投手となった黒木投手は「本当に末恐ろしい投手」とコメント。この時の2人の対決は強い印象を残し、「リベンジ」は99年の流行語大賞にも選ばれました。

長きプロ野球の歴史の中で積み上げられてきた両チームのライバル物語。
そして今シーズンも、そんなライバル物語に新たなる1ページが加えられようとしています。
けっして負けられない戦い。
「Saitama」「CHIBA」、両県の名称が鮮やかに刻印されたユニフォームで、今シーズンもそれぞれの本拠地を盛り上げてくれるはずです。

執筆:綱島理友

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